AIで楽になる会社じゃない。
AIで限界を突破する会社でいたい。
AIが登場したことで、仕事は驚くほど早く、驚くほど楽に進むようになった。だからこそ、ここではっきりさせておきたいことがある。AI時代には、市場価値に大きな差が開いていく。それは、AIのエンパワーをうまく使えた人と、そうでない人との差だ。
AIは魔法ではない。「エンパワー」——つまり増幅装置だ。増幅装置である以上、何を増幅するかは、その人がすでに持っている力次第になる。だからこそ、自分の力を若いうちにどれだけ高められたかが、その後のキャリアすべてに効いてくる。
この考え方は、私個人の思いつきではない。ウェブグラムという会社の経営判断としても、まったく同じロジックで動いている。
AIは0を1にはしない。
1を持っている会社の1を100にする道具だからです。
会社の話を、個人に置き換えても同じだ。AIは、何もない人の0を1にはしてくれない。すでに持っている力——知識、経験、思考の型——を、何倍にも増幅する道具でしかない。だから、増幅する前の「地力」がなければ、AIはただ空回りする。
地力なき器用さは、
AI時代に一番弱い。
ここに、見落とされがちな怖さがある。同じAIを、同じだけの時間使っても、地力のある人はその力を何倍にも増幅され、地力のない人はほとんど何も増幅されない。差は、使った時間の差ではなく、増幅される前の地力の差として、そのまま結果に出る。
一度開いた差は、縮めるのが難しい。
放っておけば、その差はどんどん開いていく。
だから私たちは、「今やらないといけない」という危機感を持って、この仕事をしている。
だからこそ、地力は若いうちに作っておくしかない。20代のうちに積み上げた地力は、AIというレバーがかかった瞬間、そのまま何倍もの結果になって返ってくる。逆に言えば、20代を何となく過ごした差も、同じように何倍にもなって返ってくる。これが、私たちが「今やらないといけない」と言っている理由の、すべてだ。
ラクをするためにAIを使うなら、いつでもできる。でも、それでは何も変わらない。ウェブグラムがAIを組み込んでいるのは、浮いた時間を休むためではなく、もう一段高い打席に立つためだ。
AIで楽をさせてもらうのではなく、
AIで限界を超えろ。
楽になることを目的にした瞬間、
その会社は一番先に置き換えられる。
飛べるかどうかを疑った瞬間に、
永遠に飛べなくなる。
これは会社にも、個人にも、同じように当てはまる。AIで楽になりに行くのではなく、AIで一段上の仕事をしに行く。この基準を持っている人と、持っていない人は、5年後、決定的に違う場所に立っている。
では、AIがここまで仕事を巻き取っていく時代に、人間には何が残るのか。私は3つだと考えている。問いを立てること。判断して、責任を取ること。そして、関係を築くこと。
何を問うべきかを
決める力。
数字で判定し、
責任を取る力。
不確実な状況で意思決定し、
その結果に責任を取ることはできない。——AIには。
この人と組みたいと思われるかどうかが、
最後の差別化。
だからこそ、採用で見ているものも変わった。技術に詳しいことや、器用に作業できることの優先順位は下がっている。見ているのは、達成思考、思考体力、学び続ける姿勢——この3つだ。
達成思考とは、根性で乗り切ることではない。「やり切る」ではなく、「成果が出るまでやる」ということだ。そのためには、数字から逃げない覚悟がいる。
数字から目を逸らした瞬間、
達成思考はただの根性論になってしまいます。
思考体力とは、仮説を立て、外し、また立て直すことに耐えられる体力のことだ。そして学び続ける姿勢とは、変化の速度に、自分のアップデートを合わせられるか、という一点に尽きる。この3つが揃っている人を、私たちは待っている。
数字は大事だ。でも、数字さえ揃えばいいわけではない。数字以上に大事なのは、組織としての文化と成熟性だと思っている。数字だけを追って、ビジネス感覚や文化が伴っていない組織は、いずれお客様からも見透かされる。
「現状維持は衰退」という前提を、
社内に持ち続けてもらうこと。
止まった瞬間、
AI時代では数ヶ月で陳腐化します。
心地よく感じ始めたら警戒する、
というスタンスを変えない。
だから私たちは、居心地の良さに逃げない。正解が用意されていない、すぐ成果が出ない、迷いながら仮説を出し続ける——正直、この状態は居心地が悪い。でも、この居心地の悪さを維持することが、経営者としての一番の仕事だと思っている。
この先の10年で目指しているのは、メンバー数を倍にせず、売上を2倍以上に伸ばしている会社だ。人を増やせば、固定費が増え、属人化が増え、組織は重くなる。それなら、人数据え置きで生産性を倍にするほうが、利益も体力も残る。AIは、まさにそのために使う。
AIは0を1にはしない。
1を持っている人の1を100にする道具。
AIで楽になる会社ではなく、
AIで限界を突破する会社です。
正解を作る側に
います。
「自分が正解を作った」と言えるキャリアを、
ここで一緒に作ってほしい。
仕事はきつい。きついけど、若いうちに本気で打ち込める環境は、人生でそう何度もない。「AIに使われる側」になるか、「AIを使い倒して市場を切り拓く側」になるか——これは10年単位で人生のレバレッジが変わる分岐だと思っている。
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